硝子体出血・硝子体混濁について
硝子体出血・混濁とは

眼の中には「硝子体(しょうしたい)」と呼ばれる透明なゼリー状の物質が詰まっています。この硝子体に血液や細胞片が混じると、光が通りにくくなり視界が白くかすむようになります。
原因はさまざまで、
- 網膜の小さな血管が破れる
- 網膜裂孔(網膜に穴があく)
- 外傷
- 加齢や強度近視
などによって起こります。
症状

- 視界全体が白くかすむ
- 黒い影やもやが見える
- 視力が急に下がる
- 明るい場所でも視界がぼやける
出血や混濁の程度によっては、自然に吸収される場合もありますが、濁りが残ると視力が戻らないことがあります。
治療(硝子体手術)
手術では、濁った硝子体を取り除き、清潔で透明な液体(眼内灌流液)と入れ替えます。
これにより光が再びしっかりと網膜まで届くようになり、視界が明るく・はっきりします。
原因が網膜裂孔や小出血の場合は、同時にレーザー治療で再出血や網膜剥離を防ぎます。
術後の経過
- 手術は日帰りで可能です。
- 手術翌日から定期的に診察を行い、再出血や網膜の状態を確認します。
- 多くの方が術後1〜2週間ほどで視界の改善を実感できます。
まとめ
硝子体出血・混濁は、放置すると視界の回復が難しくなることがあります。
硝子体手術によって濁りを取り除くことで、再び明るくクリアな見え方を取り戻すことができます。
見え方のかすみやもやが続く場合は、早めの受診が重要です。